花 接写
ショカツサイの群落 Orychophragmus violaceus
撮影日 2008.4.20 場所 埼玉県さいたま市郊外
通りかかった道の片脇に、偶然ショカツサイの満開の群落を見、あまりの美しさに見とれてしまった。
若い雑木林の下が淡紫色で埋め尽くされていたのだ。
土地所有者が種を蒔いたのか、それとも長年の間に野生化して群落をなしたのかわからない。誰もが立ち入った全く跡はなかった。
中国三国時代の諸葛孔明が出陣の先々で栽培させたのは、兵士の食料として栄養のある蕪(蕪箐・諸葛菜)の方がとても説得力がある。
もし、野生化しやすい紫花菜(諸葛菜)の種も、一緒に蒔かせたとしたら、血なまぐさい戦いの合間に、兵士はひととき心の安住に慕ったかもしれない。
食料だけでなく、孔明は兵士の精神的なケアも考えたかもと想像すると、孔明が庶民から親しまれてきた一因がここにあるかも…。
「諸葛菜」の名前で、江戸時代に観賞用として渡来したならば納得できる。
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