花 接写

  フトモモ目 ミソハギ科 サルスベリ属 サルスベリ 百日紅 Lagerstroemia indica

撮影日 2018.8.31  場所 埼玉県川口市立グリーンセンター

中国南部原産。江戸時代初期に渡来。花期は7~10月で長期咲いくために、庭や公園によく植樹される。縮れた花弁は6枚、長い雄しべ6本、中央の雄しべ多数。
中央の目立つ黄色の花粉で昆虫誘い込み、長い雄しべの花粉を昆虫の背中に付着させ、他花の雌しべに受粉させる戦略だそうだ。
サルスベリも凝った花のつくりを創りだしたものだ。フリル花弁に囲まれた中央の花粉は、昆虫には目につきやすいのだろう。
中国唐代の宮廷で多く植えられ、華やかな雰囲気を醸し出してような気がする。宮廷人は、花が少ない夏期にサルスベリを愛でていたのだろなぁ。
時代が変わり人が変わるが、変わらない花もある。


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